関東大地震の前触れ?怪現象を検証
最近、関東でいろんな異変が起きている。三浦半島から横浜まで起きた異臭騒ぎ。千葉のハマグリ騒動など。今年の11月は異常高温な事もあり、ネットでは地震などの天変地異が起きるんじゃないかとささやかれている。
目次
異臭騒ぎ
6月頃より神奈川県三浦半島から始まった異臭騒ぎ。「ガスのような」「シンナーや塗料のような」「ゴムが焼けたような臭い」などが海から漂ってきたという。
異臭は、三浦市から徐々に北上するような形で半島中央部の横須賀市に移動し、三浦半島のほぼ全域で異臭が漂った事に。さらに10月には横浜でも異臭が漂うなど徐々に北上してきている。
<原因>
タンカーのガス抜き説
異臭がする事はあるものの、その場合は10分程度の短時間で長時間にわたる異臭は考えにくい。
原油漏れ説
そういう事故の報告は無かったという。
バクテリア繁殖による海洋汚染説
そういう現象は報告されていない。
地震前兆説
地震による地殻変動で、岩盤にひびが入ってそこから異臭が発生した説。
円柱形の岩盤を人工的に圧縮する実験によると、X字形に割れ目が入り、割れる少し前に電磁波が出て、その際にコゲ臭いような、ガス漏れっぽいような臭いがして、岩盤が破裂する直前に光が出るという。ただし、現時点で半年近くもこの地域で大きな地震は起きていない。
ハマグリ大量打ち上げ
千葉県の九十九里浜の海岸で、11月中旬以降、大量のハマグリが連日打ち上げられていた。県によればハマグリが打ち上げられている海岸は、匝瑳市堀川浜から長生郡までの約40キロにわたるエリアで、県内の漁業関係者も、過去に台風などで海が荒れたときにハマグリが打ち上げられた事はあるが、これだけ大量のハマグリが打ち上げられたことは過去に例が無いという。
<原因>
高い海水温説
今年は特に海水温が高く、水温の変化などで貝が弱って、海底の砂の中から出てきた所に、大きい波にさらわれて浜に打ち上げられたという説。ただ、今回打ち上げられたのは、比較的大きなハマグリばかりで、他の貝が皆無だった理由が分からない。
大嵐説
これだけ大量のハマグリが打ち上げられた例は過去に無いという。また、前述の他の貝が打ち上げられていない理由にならない。
地震前兆説
宏観異常現象という大きな地震の前触れとして発生する生物の異常行動。実際、この騒ぎの数日後に茨城県沖でやや強い地震が発生している。ただし、ハマグリが海岸に打ち上げられる事と地震の因果関係は証明されていない。
千葉市で紫色の空が出現
25日午後6時半ごろ、千葉市で鮮やかな紫色の空が撮影された。時間的にほぼ真っ暗の状況で輝く紫色の空が様々な憶測を呼んだ。
<原因>
光の反射によるもの
何らかの光が低層の雲に当たって反射した説。後述で正体が判明。
地震前兆説
神奈川の異臭、九十九里浜のハマグリ騒動などで、関東で大きな地震が発生するのではという憶測が流れている。関東大震災から間もなく100年、近い将来地震が発生してもおかしくない時期でもある。
その正体
報道によると、原因はトマト農園のLED(発光ダイオード)ライトで、夜でもトマトが成長できるよう青紫色のライトを使っていたとの事。仮にこの光が地震前兆由来なら、もっと広範囲で起こるはず。
将門公の首塚
将門公の首塚の改修工事始まる。
東京・大手町にある平将門を祀る首塚、「将門塚」の改修工事が始まった。
将門は一般に「日本三大怨霊」の一人とされる。工事が始まって、まもなく茨城県沖を震源とする地震が発生し、将門の祟りではないかとささやかれた。
本日の将門首塚。
— 菊千代 (@kikuchiyo_0518) November 21, 2020
いよいよ大手町再開発工事の最終段階に。
首塚敷地は鋼板で囲われ、改修工事が始まりました。
我が国最大の祟り神の扱いは、核兵器以上最慎重に執り行われます。#将門 #平将門 #首塚 pic.twitter.com/PZfxKLcWX7
まとめ
異臭やハマグリなどは未だに原因が分からず、茨城県沖の地震も大地震の前震ではと言われている。一方で将門塚の改修工事など何でも地震にこじつけられるのも事実。
地震の予知は難しいが、備えておくことは今でもできるので、事前の備えが重要だろう。