楽天モバイルvsドコモのahamo
ＮＴＴドコモが3日に発表した20ギガバイトを2980円で提供する新料金プランahamo（アハモ）で窮地に立たされたと思われた楽天モバイルが、現行プランの半値となるデータ通信料3～5ギガの低容量プランを1000円台で提供する事を検討していると報道された。
楽天は、同社が展開する格安スマートフォンの利用者向けにアンケートを開始しており、プラン創設の可否を含め詳細を今後詰める見通しとの事。
楽天モバイルは、今年3月に大手3社の半値以下との触れ込みで料金プランを発表。プラン数も１つに絞り分かりやすさを強調してきたが、通信エリアの狭さなどがネックとなり、契約者は伸び悩んでいた。
データ通信料3～5ギガの場合、月々980円（通話無制限）か、データ通信料容量無制限で2980円程度にしないと対抗できない気がする。ドコモは低容量プランがまだ未発表であり、単純に体力勝負になった場合、楽天に勝ち目は無いからだ。
通信エリアの狭さも向かい風で、目に見えて楽天本体のサービスが悪くなってきている（特に繋がらないサポート面）のを見ると、モバイル事業がかなりの足かせになっているのではないかと邪知してしまう。
楽天がやるべき事は、価格競争でゴリゴリ経営体力を削られてボロボロにされるよりも手厚いサポート、通信の安定性など環境面の改善を優先させるべきだろう。
ただ、ドコモのアハモもサブブランを急遽本家ブランドとして発表した感があり、auやソフトバンクの新プラン次第ではまだまだ楽天にもつけ入る隙はあると思う。
